『妄想先生と17.99歳の恋』出演者インタビュー

梅木  彩羽

(間桃  役)

ーまず自己紹介をお願いします。

 

はざまもも役の梅木彩羽(うめきいろは)です。好きな食べ物はしいたけです。

南の方の離島で生まれ、本州にあるという顔の形をした土地で育ち、

その後ちょっとだけ北の大地の南のエリアにあるという函館市に住んでました。

一昨年から茨城に移住しイチニノに参加しています!

初めて演劇に触れたのは高校時代で、以降、山形・函館・そして茨城を拠点に作品づくりに携わってきました。

 

昨年は、イチニノでは『誤差』と『胴の長い猫』に出演し、
新潟・札幌・横浜・熊本・高知・島根で人の優しさと美味しい食べ物を吸収させてもらいました。

またイチニノ以外では、過去に主演を務めた自主制作短編映画『コロッケとヘソクリ』(監督:米谷志緒)が、
第11回小田原映画祭ショートフィルムコンテストにてグランプリ受賞、
第16回西東京市民映画祭自主制作コンペティションにて奨励賞(J:COM西東京賞)と優秀作品賞第3位を受賞しました。

活動の場を与えてもらえてありがたい一年でした。

 

 

ーこれまでのイチニノの活動を振り返っていかがですか?

 一言でいうと濃密でした。

昨年までのイチニノは主に20分程度の短編を中心に作品づくりに取り組んできたのですが、
短い時間で空間を表現するのはすごく難しくて、充実した練習を重ねていたなあと思います。

イチニノの目指す「濃密空間」をつくる時間、参加した演劇祭で過ごした時間、そして作品本編、何もかもが濃密でした。

 

 

ー『妄想先生と17.99歳の恋』のみどころを是非。

大人でもない子どもでもない微妙なお年頃「17.99歳」の心の揺れ動きを肌で感じられるところです。

また、17.99歳を取り巻く他の登場人物たちもものすごく見応えたっぷりです。

妄想と汗と涙飛び散るバトルあり、

親子とは思えぬ年齢差の親子が紡ぎだす過去の記憶との決別物語あり、で、お腹いっぱいな60分となっております。

 

 

ー最後に、ご覧のみなさまに一言お願いします。

私にとって思い出深い土地・函館で公演できる機会をいただけましたことを大変ありがたく思っています。

 

よく「演劇はナマモノ」と言われます。 テレビや映画のようには撮り直しがきかないという緊張感や、
肌でダイレクトに感じる臨場感には、本やドラマなどには無い魅力があるという風に仰られる方もいます。

ただ「ナマモノ」ということは、映像作品と違って気軽には運べないので、
遠い地域の団体の作品を観ようと思ったら、上演が行われている地域まで行かないと観られないことが多いです。

 

函館にいながら、茨城の作品を体験できる機会はなかなか無いと思いますので、ぜひ皆様この機会にご来場ください。

 

 


イチニノ Mission-17 in Hakodate 箱館演劇ライン2017参加
 『妄想先生と17.99歳の恋』
  作・演出 前島宏一郎
  出演 梅木彩羽・大図愛・前島宏一郎・岩澤繭

  2018年1月6日(土)19:00〜
        7日(日)13:00〜/16:00〜

   @北海道函館市・KURURA  

   全席自由 一般1,000円/学生500円
         (当日券は200円増)
       ※受付は開演40分前、開場は開演20分前からです。
       ※上演時間は約60分を予定しています。